縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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古典柄の範囲

 古典柄。と、十把一絡げにいいます。
 こんな古典柄がすき! とか、今時の柄じゃなくて、古典柄にしたい。とか。
 皆さんのおっしゃる、いわゆる「古典柄」の指し示す先を見ると、思わず、言葉に詰まったりするのだ。

 これを、「今時」というんじゃないだろうか。

 総絞りの古典柄です。
 という振袖を仕立てたことがあるけれど、実は、絞ってなくて、変わり織りの、しかも、柄は昔風の花柄ではあるが、色使い、そのデザイン、どれをとっても今風だったorz......

 自分的には、「古典柄」というと、束ね熨斗あたりの、壮大な柄付けだったり、御所車とか牡丹とかの舞い散る臙脂の柄だったりするんだが。
 これは、もしかして、バブリーな古典柄、というところなんだろうか。

 まあ、バブリーな振袖といえば、バラや洋蘭の咲き乱れる、べたべたの箔のついている絨毯柄を思い浮かべるのだが。

 それにしても、振袖のような派手な着物を着るときには、バランスをとって、白半襟が常識的だったと思うのだが、現在は、柄物のカジュアルな半襟に衿比翼を重ねて、装い的には、ちゃんぽんなイメージになっている。
 洋装でいくと、イブニングドレスに木綿のTシャツが襟元から見えているような感じ。

 「古典」回帰もいいけれど、もう少し、目の肥えた呉服屋さんと少しレトロな着付けさんが増えたほうが、着物文化の発展に繋がると思うのです。

 お目汚し、失礼いたしました。

雑談

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尺貫法の効用

 へにゃごんが、ディズニーデビューするというので、張り切って作ってみた。
 相変わらず、洋裁が良く分からないので、裏を見るとすごいことになっている。
 でも、気にしない。
ドナルドコスプレ

 で。
 洋裁であれ和裁であれ、長さの単位というのは、必要分あればそれでいいわけで。
 1㎝必要なら、3分もあれば十分。
 0.8cmとあれば、2分でok!
 スカート部分が23~25㎝とあったけれど、7寸で上等。

 ・・・・・・あれ?
 人間の寸法って、尺貫法の鯨尺が、非常にぴったりしている気がするのですが。
 それは、普段、尺貫法を使っている人の贔屓目でしょうか。
雑談

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折り目の正しさ

 折り目正しい。
 と、いうのは、礼儀正しくて行儀の良いこと、礼節をわきまえていることをいいます。

 折り目の正しさは、着物を畳んだときの折り目のことを言うのです。
 これが正しくついている着物は、大変畳みやすく、また、着姿がきれいに見えます。
 折り目が正しくないと、畳んだときの着物は収まりが悪く、あっちにずれ、こっちに歪んで、着た時は、どうしたのこれ。と、いわんばかりのシワがつくのです。
 ですから、折り目に沿って畳むし、仕立て屋さんや呉服屋さんは、その折り目を正しくつけるように畳むのです。


 最近の風潮でしょうか。
 着物にシワや折り目がつくのを極端に嫌がるようですが、着物に関して言えば、畳んだときの折がついていないと、ちょっと恥ずかしいものです。
 折のひとつもついていない着物は、仕立てたばかりと見られ、
 前もって準備もしていない、あわてて、取り繕ったもののように見られます。

 特に、慶事には、つるんとした、皺ひとつない着物は良いかもしれませんが、折のひとつもついていないと、そんな大事なものを、急遽仕立てたのか。祝い着の一つも持ってないのか。要領の悪い、そこの浅い人だな。と、見られてしまいます。
 
 着物を新調されるかたは、余裕を持って、きちんと折り目が正しくついた着物を準備すると、よいですよ。
雑談

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伊達衿と衿比翼

 伊達衿と衿比翼は違うものらしいが、重ね衿と伊達衿は同じらしい。
 男物の伊達襟とは、半襟のこと。

 
 ということが書いてあった。

 へー。

 歴史のあるものには、謂れというものがあります。
 それは、そのモノの根本にある、存在意義のようなものでしたが、時を経るにつれ、それはそのモノのもつ個性とは別のところにある動かせない事実。という、あるんだかないんだかの誕生秘話に成り下がってる気がします。
その誕生秘話が、現実の使用になにか関係がありますか?

 伊達衿が十二単の名残であろうが、衿比翼が二枚襲ねの名残であろうが、衿を重ねて慶ぶことに違いがありますか?
 そもそも、二枚襲ねは十二単から派生した着方なわけで・・・・・・。

 しまいには、
 伊達衿は、ピンで留める。訪問着、付け下げ、小紋等。
 衿比翼は、留袖に縫い付ける。
 という説明まであって・・・・・・orz...マジカ...

 さて。
 男物の「伊達衿」というものを検索してみたら、着物の衿に直接縫い付ける、いわゆる、衿比翼が出てきたんですが、これをどうやってお襦袢につけましょうかね?
雑談

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泥とか藍とか

 泥染めとか藍染とか、今は高級品の代名詞のようですが、昔は、一般人の普段着でした。
 一度、1000万もする泥染めの大島を触らせてもらったことがありますが、ビンテージのぼろぼろのジーンズに云百万かける人と同じことかなぁ・・・と、遠い目をしたのを思い出します。

 さて。
 泥染めも藍染も、色落ちするのが良い染なんだそうです。
 いい泥染めになると、縫っている手は真っ黒、周囲のものも真っ黒、当て布も真っ黒。
 何年たっても、何回洗っても、色落ちがするのは、上等です。

 という理由から、泥染めも藍染も、羽織には向かないと思うんです。
 羽織にすると、落ちた色が着物につく危険が「大」です。

 ・・・・・・怖くないですか?
雑談

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