縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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襦袢の身丈

着物は、外あげを取って身丈を調節しながら着ます。所謂、おはしより。というやつです。
襦袢は、対丈で着ます。そのまま、着ます。

そういうわけで、着物の身丈には、自由度がありますが、お襦袢の身丈はきちんと割り出さなければ、着物からはみ出したりするわけです。

およそ人間様というのは、八頭身です。
大人も子供も、大きい人も小さい人も、頭の大きさはそれほど変わりがありません。

お襦袢の身丈の割り出し方は、ほとんどが、身長×0,8です。
見方を変えれば、頭の寸法分がおはしよりに入るということです。

さて。
この身長×0,8。どこから測るかによって、全然違う長さになるのです。
肩から4尺。と、背から4尺。

背から:首の後のぐりぐりから、床まで(襦袢はくるぶしまで)
肩から:肩山から、床まで(襦袢はくるぶしまで)

寸法の違いでいうと、着物の出来上がりの山は、肩山です。
そこから、くりこし一個分、後に回ったところに肩明きと呼ぶ切込み(2寸5分ほど)を入れて衿をつけます。
さらに、衿付け代が3分必要です。
くりこしを5分とすると、衿付け代と足して、8分の差があることになります。

つまり、身丈4尺、くりこし5分の寸法では、
背から4尺で出来ている着物は、肩から測ると、4尺8分
肩から4尺で出来ている着物は、背から測ると、3尺9寸2分

これが襦袢になると、この8分の差で、襦袢が裾から出たりするわけです。
さらには、割り出す際の誤差が加わって、なんと、5cmのダメだしを食らいました。
5cm=1寸3分。

はあああああぁぁぁぅぅぅぅぅ。

でかすぎる誤差です。さらに蛇足ですが、
見習い時代に、「背から」と「肩から」の違いについて、上の人に尋ねたことがあります。
「『背から』と『肩から』って、どう違うんですか?」
彼女の答えは、「一緒や」でした。
・・・・・・一緒って???
「え、じゃあ、『肩から4尺』と『背から4尺』は、同じなんですか?」
「そうや。肩からでも背からでも、4尺は4尺や」
「それじゃ、なんで、わざわざ、肩からと背からとわけるんですか?(めんどくさい)」
「しらん」
・・・・・・彼女が、私にイケズしたわけではないんです。
まぢで、知らなかっただけです。

遠い昔、専門学校時代のことです。
襦袢

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4 Comments

Comment

No title

>舗装屋さん
そいつぁ、もしや・・・。いや。多くは語るまい。
2005/07/10(Sun) 19:27:00 | URL | ひわ@食欲魔人 [ Edit]

No title

身の丈に会った食費に・・・あうあー
2005/07/10(Sun) 18:58:00 | URL | 舗装屋 [ Edit]

No title

>舗装屋さん
「身の丈にあった・・・」??
なんでしょう?気になります。
2005/07/07(Thu) 17:36:00 | URL | ひわ@縫い子 [ Edit]

No title

和服関係はさっぱりわかんないのですが
「身の丈にあった・・・」を思い出して
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
っています。
2005/07/07(Thu) 11:58:00 | URL | 舗装屋 [ Edit]
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