縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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お袖丈。>>単位は鯨尺

普段着(大島や紬、小紋、色無地等、特に晴れがましいところに着ていくことの無い着物)のお袖丈は、決まっていません。


と、お師匠さんに教わりました。曰く、

   そんなものは好みだ!


そんなお師匠さんを、尊敬しています。




とはいうものの、150センチ足らずのおばあさんが1尺5寸のお袖丈なんて、聞いたことも見たこともないし、実際見たら、・・・・・・実際にもいないだろう。


特に決まりは無いけれど、こんな感じですよ。と教わりました。


まず。身長。

140cm台:1尺2寸
~155㎝:1尺2寸5分
152㎝~160cm:1尺3寸
156cm~170㎝:1尺3寸5分
168㎝以上:1尺4寸

上下で食い込んで重なる部分は、体型等も考慮に入れると、絶対ということはありません。
ま、大体こんな感じ。

教科書や着物雑誌には、お袖丈の出し方の計算方法も載っていますが、厳密にそれに則ってみると、うーん・・・・どうなの?
やっぱり、好みも計算のうち。かなぁ?

訪問着などの晴れ着は、これに+1寸~2寸というところでしょうか。


このお袖丈は、結婚された女性の一般的なお袖丈です。
で、お袖丈とは年齢によっても上下するものなのです。

1尺3寸の長さを例にとって見ると、

20代以前の娘時代は、少し華やかなほうがいいので、+5分で、1尺3寸5分

結婚した、あるいは三十路に突入すると、お袖が長いと仕事がし辛いことと、ある程度、袖底も擦り切れたであろうから、長かった分-5分で1尺3寸。

お年を召してくると、やっぱり袖底が擦り切れてくるのと、お袖が長いと捌くのが厄介なので-1寸。1尺2寸。

大体こんな感じ。らしいです。

なので、一人の人の着物は同じ寸法でずっと着られるのではなく、身幅以外の寸法も年齢とともに変遷していくものなのです。


そんなわけで、決まりは無いから、お好きなお袖丈で、どうぞ。



2007.7.17 未来からの投稿!? 2007.7.16でした。追記>>>

忘れてましたが、娘時代は、少し大きめの丸みでも十分かわいらしいので、十代は1寸でも可。
若い時分は、丸みも少し大きめ、
結婚後、5分丸固定。と考えても、いいぐらい。
・・・・・・いや。これも決まってません。

すると、丸みを含めた筋を隠そうと思うと、やっぱり、袖底は5分~1寸くらいは切る羽目になるのです。

そういう意味でも、歳を重ねるごとにお袖丈は短くなるのです。
仕事中


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