縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告


神社に営業に行った

 母がシルバー人材センターで神社の雑用を請け負った。
 その話の流れで、なぜか、神社に営業に行くことになった。
 曰く、
「作務衣を作ってほしい」

 ここで、一つ大事なことがある。
 作務衣は、和服の一種ではあるが、和裁のテリトリー外なのだ。
 現在の作務衣の形になったのは、昭和も戦後のこと。
 お寺さんなどで修行僧や小坊主さんが着る作務衣とは、ちょっと違う。

 上着は、ひっぱりや上っ張りなので、これは課金しても良心は痛まないが、下衣(したぎ)はズボンで、和裁ではないのだから、いわゆる、「素敵にハンドメイド」なのだ。
 ここは、一つ、和裁士としてではなく、ハンドメイド作家としてお代をもぎ取ろうか。
 いや。でも。しかし。

 こんな時は、参考価格として、相手の言い値を聞いてみるのだ。
「おいくらでやってもらってたんですか?」
「うん。上8000円、下8000円くらい」
 


 ご、ご、合計、16000円ですか?
 そうですか?
 聞き間違いじゃないですね?

 作務衣の仕立て代ごときに1万6千円だすのかー。
 そうかー。

 よくよく聞いてみると、のれんを出してる呉服屋さんに聞くと、2万とか、それ以上を提示されたのだそうだ。

 ちょっと古いが、「びっくりぽん!」だ。
 それ、言外に、「作務衣なんざ、お断りだ!」って言ってますよね? ね?

 とりあえず、課金対象の上着で8000円。ワタクシの良心を説得して、下衣2000円の10000円で手打ちとしていただきました。

 まあ、ね。
 2万円とか、くれるっていうんならほしいけど、実力に見合ったものをもらわないと、手が震えて受け取れません。
 
 でも、普通の着物にだって、2万はくれんだろ。ねえ?
雑談

0 TrackBacks
0 Comments

Comment

管理者にだけ表示

Trackback

トラックバックURLはこちら
http://nuikosan.blog81.fc2.com/tb.php/388-5988ecb7
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。