縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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被布のこと。

被布の特徴はこんな感じ。
被布・上り

生地は御召です。
ぱっと見は、

   ちょっぴり地味かも。華やかな被布には、どうなぁ・・・・・・。

と思いきや、上がってみると、全然。
地味どころか、地紋の光沢が角度によって色を変えて見せ、すごく粋です。
齢八十にして、水色の絽の被布をお召しになっていたお茶の先生もそうでしたが、
この反物を選んだお客さんに、脱帽。

   くそー。
   あたしもまだまだね。

お写真は青っぽいですが、実物はもっとグレースケールです。
組み紐も黒っぽく見えますが、実は濃紺です。
被布・上りちょいup

思うに、被布とは、年を重ねたほうが似合うんじゃないか?

飾り紐、同色薄色です。
被布・薄色

色を見るために飾り紐を置いただけですので、歪んでいます。
気にしなーい!

被布のマチ

被布は羽織とコートを足したようなものですが、
羽織と違うのは、接ぎの高さがダンチにならないでツラ一にすること。

   羽織:マチ接ぎ<後接ぎ≦前接ぎ(高)
   被布:マチ接ぎ=後接ぎ=前接ぎ

羽織もそうですが、マチ上はくけません。
細かいことをあまり気にすると、ハゲますよ。

被布・畳み方

畳み方もいろいろあります。
お勧めの畳み方は、写真のように内側に折り込んでしまい、身頃はコートの畳み方です。
衿の上に、ぽんとお袖を乗せます。

   1.肩周りに皺が寄りにくく、寄っても少なくてすみます。
   2.着た時の衿が立ちやすい。

あまりぺったんこでは、見栄えがしないと思うのですが、どんなもんでしょう?

洋服のように、衿を見せてお袖を下側にするのも良いですが、それは呉服屋さんでの見た目の畳み方と思ったほうが良いです。
和服は一枚一枚を文庫にいれてしまうので、表書きをしておけば何が入っているか分からなくなることも無いでしょう。

着た時の様に形にして、衿を出して畳むのも悪くは無いです。
が、

   1.衿がつぶれて立体感がなくなる。
   2.肩周りに皺が寄りやすい。

という理由から、お勧めしてません。
最悪、肩周りが衿に押されて伸びることもあります。

被布の飾り紐は伊藤組紐店様(http://www.kyoto.zaq.ne.jp/kumihimo/jp/index.html)にお願いしました。
くどいぐらいの問合せに親切に対応していただき、恐縮です。
色見本を兼ね備えたサイトにリニューアルされると聞き、楽しみにしております。
房つきの飾り紐はいとや増田さん(http://www.e-itoya.com/)にもあります。

珍しいものを縫わせていただいてありがとうございました。
今度は、いつになるかなぁ・・・・・・。




って、自分のがあったっけ。
仕事中


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