縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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仕立て屋だから^^

 お仕立ての仕事をお預かりしていると、いろんな生地を見られます。
 ですから、一般的に着物好きの皆様に比べると、いろいろと勉強できるのは事実です。
 
 という理由から。

 総絞りを洗いました。
 エマールはなかったので、その他の、お洒落着洗い用洗剤で、ややぬるま湯。
 全部解いて、ばらばらのまま、ざぶざぶと、それはもう、雑巾でも洗うかのごとく、力強く押し洗い。もみ洗い。
 そのまま、2時間ほど放置して、ややぬるま湯で、今度は、すすぎ。
 それは、もう、雑巾でも洗うかの・・・・・・(ry

 実は、総絞りの生地ほど、丈夫なものはないのです。
 元は正絹の綸子です。
 綸子でも、厚みのあるもので、絞り用のものがあります。
 これは、大抵のことには動じない、立派な強さがありまして。

 それはそうです。
 鹿の子絞りなんていったら、細っかい生地を、ちょこんとつまんで、それを糸でぐるぐる巻きにするのです。
 それを、何千も糸で巻いた後、今度は、ぐらぐらの湯で煮立てます。
 洗います。
 煮立てます。
 洗います。
 糸を切ります。
 洗います。
 伸ばします。
 干します。

 ・・・・・・生地が痛まないほうがおかしいぐらいの過酷な状況を乗り越え、着物になるわけです。
 普通のちりめんなどは、煮立てた時点で、生地が怪しくなります。
 水につけただけで、恐ろしい詰まり方をするわけですから、水、現金・・・・・・じゃなくて、厳禁。

 そんなわけで、総絞りほど、扱いやすい生地はありません。
 縫うのはめんどうだけどね。
仕事中

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