縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告


訪問着の謎

とある質問サイトからの訪問者が多くてびっくり。
なんだろうと辿ったら、そこにここのURLが貼り付けられていて、二度びっくり。

あれは、消すことは出来ないのだろうか・・・・・・。

その縁で、たまに質問サイトを覗いているのだけれど・・・・・・。


インターネットというのは、それだけで独自の文化を築きつつあるようです。
2chや顔文字がその際たるものだといえるでしょうか。

さて。
インターネットの中に、独自の文化を築いているのは、なにもそれだけではないのです。
日本の文化だって、独自に進化していってるようです。
和装系。
聞いたことのない話がてんこ盛りです。

最近見たので、目を疑ったのが、小紋と訪問着について。

「江戸小紋の訪問着はよくある」そうです。
江戸小紋の訪問着。
江戸小紋で、訪問着。

大事なことなので、ニュアンスを変えて3回言ってみました。

江戸「小紋」と、きっぱり、小紋です宣言しているのに、訪問着、ですって。

小紋とは、同じモチーフの柄が何度も繰り返されているものです。
柄そのものには天地があったり、一方づいていたりします。
が、間違っても、その柄そのもの、例えば雲取りであったり、花であったりした場合、脇や背でその柄が合って一つの絵として成り立つことはありえません。

付け下げや訪問着の柄は、モチーフになっていません。
全体で一枚の絵のようになっています。
袖なり衿なりに飛び柄が合っても、それ一つが独立した柄になっているはずです。

例えば、麻の葉や青海派などでは、四裾は言うに及ばす、掛衿、お袖付けまで柄が合う場合がありますが、それはモチーフの繰り返しであり、あくまで小紋です。付け下げや訪問着とは言いません。
肩で振り分けてあり、柄の上下があったとしても、「付け下げ風に柄に天地がある小紋」という意味で「つけ下げ小紋」といいますが、これもあくまで小紋です。
百歩譲って、江戸小紋の訪問着があるとしたら、あの、細かい点々や小さな柄の一つ一つが、背や脇で合うという事になります。

例えば、こんなものが、訪問着として大手を振って売られているわけです。
ttp://www.kirakuen-net.jp/shopdetail/015006000040/order/

・・・・・・江戸小紋は江戸小紋らしく、粋に着こなして欲しいと思うのは、古い旧い価値観なんでしょうか・・・・・・。
しかも、江戸小紋の訪問着を肯定している方が、着付けを教えている方だとか。
なんだかなぁ・・・。


追記:
おや。リンク先が閉店してますね。残念。
着物

0 TrackBacks
0 Comments

Comment

管理者にだけ表示

Trackback

トラックバックURLはこちら
http://nuikosan.blog81.fc2.com/tb.php/228-642da611
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。