縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告


霧吹き

浴衣の季節、真っ只中です。
浴衣は木綿なので、ご家庭では、水通しして、仕立てるそうです。
私は、恐ろしくて、反物に水を通すなんざ、出来ませんが、霧なら吹いてアイロンを伸せます。

まだ、お弟子さんだったころに、お師匠さんが、夏になると可笑しそうに話してくれるのです。

   浴衣なんざ、仕上げは要らぬ。
   さーっと霧を吹いて、きれいにたたんで押しをしておけば問題ない。
   ・・・昔の話だけどな。

・・・・・・昔の話か。

   大体、昔は、今みたいな高性能な霧吹きなんざなかったんだ。
   口に水を含んでな、

   ぶぶーっっと、噴く!!

えっ!? 噴くんですか!? 反物に!?

   ぼたぼた、涎みたいに落としたらあかんで。
   染みになるからな。
   細かい霧が均一に噴けたら、一人前や。

・・・・・・。
一人前には成れそうにありません。
「今」で、よかった。
仕事中

0 TrackBacks
6 Comments

Comment

No title


>ちあきさん。
私もいっぺん、スチームで地伸しをしたことがありますが、普通のアイロンと大差なかったので、今は『職業用アイロン(松下電器製 made in フィリピン)』を使っています。

あの、ぷしゅーっ!! っという蒸気に、ものすごいプレッシャーというか、恐怖を感じるのです。
『そこだけ詰まったらどうしようっ!!』

なかなか、生地質を把握するには、10年単位じゃ足りないみたいです。日々是精進。
2006/08/22(Tue) 16:26:00 | URL | ひわ@精進 [ Edit]

No title

スチームアイロンは絹物を仕立てる前の地直しに使っています。

そうしておくと仕上げもスチームアイロンが使えるので、寝押しをしなくてもぴったりとおさまります。

裾芯や、三つ襟に使う晒しは一反丸ごと水通ししてから使っていますので大丈夫です。

先日、洗い張りした久留米がすりを仕立てる際、スチームアイロンをかけたら、布地が部分的に波打ってしまいました。
特に仕立てにくいことはなかったのですが、やってみなければ分りませんね。

私のお客さんに
正絹の長襦袢を水洗いする人がいて、私も試しに捨ててもいい襦袢を絹洗いの高価な洗剤で洗ってみたら、後幅だけで一寸詰まりました。

生地にもよるんでしょうが、いくら濡れているうちにアイロンしても縮んだ幅は伸びません(笑)
2006/08/22(Tue) 11:00:00 | URL | ちあき [ Edit]

No title


>ちあきさん
色落ちや寸詰まりの説明をして、お客さんには自己責任でお願いすると、とっても楽ですけどねぇ。
多分。
いくら説明しても、わかってもらえないんじゃないかと・・・。

水通しのこと。丁寧な説明をありがとうございました。
自分の浴衣で試してみようと思います。が。今年は予算の関係上、無理みたいです。大方の夏祭りも終わってしまったし。着ていくところが無いと、なんとなく・・・ね。

霧吹きも結局は水滴を反物の上に散らすのと同じなので、水通しと同じくらいの効果がありそうですが、均等に吹けないと、部分的に詰まります。
スチームアイロンはどうでしょう。
やってみたことはありませんが、水を通すよりも手間がかからなそう。
2006/08/21(Mon) 00:34:00 | URL | ひわ@自己責任で。 [ Edit]

No title

浴衣は四尺くらいの長さに折りたたんだものを、更に小さく折って、金だらいに張った水にそっと浸けて、全体に水が染み渡ったところで洗濯機に移して30秒ほど脱水し、形を整えて棹に干しますが、今回は棹に当たったところに色がにじみ出てしまいました。
色止めが不完全で水につけた途端に色落ちして、慌てて引き上げたものの、やはり失敗でした。

白地に黒の浴衣でしたが、一般に紺地に限らず、色物は色落ちしやすいですね。

でも男物はおはしょりが無いので、洗濯すると一寸はつまります。
かといって長めに仕立てるわけにもいかないし、どうしたらいいんでしょうね。

霧吹きは京都のお店から買った高性能の品があるので、これからそれでいきますか。

それとも色落ちの危険を説明して、お客さんに選択して貰いましょうかね。
2006/08/20(Sun) 09:05:00 | URL | ちあき [ Edit]

No title


>ちあきさん。
よかったですね。気のよいお客さんで。でも、良心は痛みます。

私は、水通しはしない代わりに、霧を吹いて、アイロンで生地を整えます。
木綿は、浴衣に限らず、色を留めるのが甘かったり、糸の太さが均一でなかったりで、部分的に詰まったり、伸びたりしやすいからです。

でも、ヤッパリ、水通しはしたほうがいいのでしょうか。

一度、太シボちりめんを『詰まりやすいから』という理由で水通しされた方がいらっしゃいまして。1尺ほどもあった布巾が8寸ぐらいに縮こまってしまったものを仕立て直して。と持ってこられたことがあります。
ある意味で、チャレンジャーなツワモノです。

ちなみに、水通しって、どうするんですか?
いきなり、じゃぶじゃぶと水につけちゃうんでしょうか?
2006/08/20(Sun) 00:05:00 | URL | ひわ@霧吹き使い [ Edit]

No title



男物は洗うとツンツルテンになるので水通しが必要と教わりましたので、女物もサービスのつもりで水通ししていたのですが、それで今年は大失敗!!!

そうです、色落ちしてシミになり、しみ抜き代を負担して、お詫びのしるしに値引きもしました。
しかも揃いの踊り浴衣3反もです(涙)

幸いお客さんが良い方たちで救われましたが、もうこりごりです。
でも今まで水通ししていたお客さんは、やはり水通しして欲しいと言われるし、サービスも考え物ですね。
2006/08/19(Sat) 21:30:00 | URL | ちあき [ Edit]
管理者にだけ表示

Trackback

トラックバックURLはこちら
http://nuikosan.blog81.fc2.com/tb.php/196-a64e1bc5
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。