縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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「心を込めて」の裏側

先日、ネットからお仕事をいただいた。
それは、以外にも市内だった。
受け渡しについて、お話していると、なんと、同じスーパーの名前を知っているのだ!

・・・。

ってか。
当たり前の話で、市内の大きなスーパーの名前ぐらい、知っていて当然なのだ。
それでも、「インターネット」というクッションをはさむと、
不思議に、現実の出来事とは、一枚、ベールをはさんだ向こう側のお話のようで現実のフィルターを通して御伽噺の国を見る感じだった。

ま。それはともかく。

サイトの謳い文句で、「心を込めて仕立てます」とあります。
とある、登録サイトには、
「抽象的なことよりも、具体的にアピールしましょう」と、親切に書いてありました。

言われてみればその通りで、「これが心だ!」ってものを、ぐいぐい押し込めたりするわけではないのです。
では、「心を込める」とは?

「丁寧さ」とか?
「見た目の美しさ」とか?
「応対の親切さ」とか?
「柄取りのセンス」とか?

うーむ。ちょっと違う気がする。

期日に間に合わせるのは当たり前のことだし、丁寧さとか仕立て上がりの美しさは縫い子の力量と修行先に大きく左右されることだし。
柄取りのセンスなんてものは、明らかに自己満足だし。

仕立ての際には、いろいろ、気がもめることがあるのです。

例えば、後幅に比べて前幅が極端に広いとか。
例えば、見た目で鳩胸っぽいかな?とか。
例えば、身幅と裄の差が、ありすぎるとか。
例えば、太っているので幅いっぱいで。といわれても、どこまでいっぱいにすればいいのか。とか。

たる型にするべきか、えり付けはくし型にしたほうがいいのか、肩からどのくらい下げたら、縫込みがつらないだろうか。
いろいろ考えながら、あれやこれやで決めていくわけです。
その決定項が、やっぱり、経験ってことなのかな。と思うのです。

それで、お客様から、率直な「ありがとう」の言葉が聞けたら、ものすごくうれしい! と思うのです。
仕事中

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