縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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コンクール嫌い。

見習い時代、京都では、年に3回コンクールがありました。

春(和裁生徒技術コンクール):一斉4時間半
1・2年⇒お襦袢(袖無双胴抜き) 右袖・揚げ・背縫い済み
3年  ⇒羽織          右袖済み
4・5年⇒袷着物         右袖・表たて縫い・裏衿付け済み
 
秋(全和裁・・・??):各部門別
2年⇒お襦袢(袖無双胴抜き):右袖済み(4時間)
3年⇒羽織         :右袖済み(4時間)
4・5年⇒袷着物      :右袖・表、裏縦縫い済み(??)

その他に、全国コンクール予選がありまして、これに通過すると、全国コンクールに出場することになります。

この全国に、賭けている他所の塾の生徒さんがいて、いつも尊敬の眼差しで見ていました。
あの情熱は、どこから来るんでしょうね。


何がいやって、その前の、延々続く準備期間がいや。

それよりいやなのが、

   なぜ!他所の塾生と競わなければならないのか!!

だって、やり方とか違ったりするんですよ?
関東と関西の先生方では、お鏝の使い方とか、湿布の使い方とか違うし、
褄の形、袖口の吹き、衿の雛形とか好みが違ったりするんです。

年度によって関東よりだったり、関西よりだったりするし、
何より、

   もって帰ってきたコンクールでの仕事をこの目で確かめたときの、不快感!!

   あたしの仕事は、こいつの仕事よりも劣っていたのか!?

順位はその日のうちにわかりますし、
先生もそのつもりで持って帰ってきますやん?

先生方の目は節穴だ!
お師匠さんも、むぅ・・・と唸ることもあります。
ところが、そんなときの、励ましの言葉が、

   気合が足らない

たぁ~、どういうことよ?


が、しかし。
国家検定1級技能士のコンクール、「グランプリ」に出たときは、
さすがに、才能という言葉を意識しました。

同じだけ時間をかけて、同じ仕事をしているはずなのに、
出来るやつは違います。

1位を取った方のお仕事を拝見させていただきましたが、
悔しさなんてなかったですねー。
ただただ、ほぉ~っとなるばかりで。
その人のお袖は後振り(袖底を縫ってから振りを縫う)でしたが、
こんな直角な振りは、
普段の仕事でも難しいです。ってくらい。

でもね。私は思っちゃったよ。
すそは負けてないよね。ふふ。

とはいえ、その時も賞はいただけなかったので、私の実力もその程度かなー。なんて思ったりしています。

やはり、お師匠さんの言うように

   気合

が足らないんでしょうか。
弟子の頃

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