縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告


着物・和服・呉服。

「着物」というと、今では主に、「和服」つまり、日本の伝統的民俗衣装を指して言いますが、「着る物」とかいているのに、なぜ、和服限定なのか?



無造作に、「着物」「和服」「呉服屋さん」と呼んでいますが、一応、謂れがあるわけです。


そもそも、「呉服」とは、「呉」の国から伝わった織り方で織った絹織物、「布」のことで、「くれはとり」と読むのです。これが、音読みになって「ごふく」となるわけです。
つまり。
「呉服」とは「服」のことではなく「反物」のことで、
「呉服屋」さんとは、「服」を扱うお店ではなく、「反物」を扱うところ。となるわけです。

「着物」は、読んで字のごとく、で「着る物」をさします。
和服限定ではなくて、洋服も和服もコスプレもぜーんぶひっくるめて「着る物」なんです。
ところが、明治以降、西洋からブラウスやスカート、ズボンといった、西洋風の「着物」が入ってくるわけです。
何もかも、ひっくるめて「着物」じゃあ、ややこしい。それじゃあ、ってんで、西「洋」からきた「服」なので、「洋服」と呼びましょう。
それに対して、日本の民族衣装を言うときには「和服」と呼びましょう。


だからね。
「着物、大好き!」とか「I love 着物!」とか言うのは、厳密にはちょっと違うので、敢えて言うなら、
「和服、大好き!」とするのが本当なんだろうな。と、余所見をしながら思ってみたり。


   何、こだわってるんでしょうね。
   くだらないことに、いちいち目くじらを立てたがる年頃なんです。


こちら「和服」に詳しいので、気になる方は、参考にどうぞ。
スポンサーサイト
仕事中

0 TrackBacks
0 Comments

リニューアル・再び

「手縫いdeちくちく」のトップに、いつまでも積もっていた根雪が融けました。
ようやく春か!?

と思ったら、世間様は梅雨本番。

和ものの季節は、常に先取りが常識なので、
朝顔にはまだ早いですが、メニューに朝顔が咲いています。

ふと。
今思ったのだけど、蛍って、今、だよね?
・・・全然「先取り」じゃないじゃん?

ま。いいか。


いろいろ、手を加えてみました。

基本的なコンテンツは何も変わっていないのが、痛いところ。
窓を最大化した場合の横スクロールがなくなっているはず。
でも、800×600のディスプレイでは横スクロールが出ます。
・・・あー・・・縦のスクロールバーも、無意味に二本出てるなぁ・・・。

管理日記を、CGIを使わないものにしてみました。
いちいち、FTPを立ち上げてアップしなければなりません。
更新履歴兼用ですが、多分、きっと、そんなに更新しないんだろうなぁ・・・。めんどくさいしな。

は! 今のは、寝言です。
「手縫いdeちくちく」

0 TrackBacks
0 Comments

一年で一番長い日。

今日は夏至です。
「夏至」とは、一年で、一番長い日です。
「一番長い日」とは、昼の時間が一番長いのです。
決して、日照時間のことではありません(←かつて、自分が間違っていた)


お友達のブログで、蛍の写真が、心霊写真さながらにアップされていました。
ああ、もうそんな季節なのね。
と思いながらも、そのときは、蛍も寒さのあまりに飛び出せないだろうという気候で、今日まで待ったのです。

今日はいろいろ、内輪であったので、気分直しに、家人を誘って蛍狩りに行きました。

   湿度は十分。気温は・・・、微妙に肌寒いです。

歩いて10分ほどのところで、2年ほど前までは田んぼが広がる谷間でした。が、今は、造成されています。

   こんなところに家なんか建てても、日当たりが悪いから、そのまま田んぼにしておこうよ。

と勝手な提案を心の中でしつつも、大きな声ではいえない小心者です。


例年ですと、
貯水池の脇を通った突き当りを左に折れると、側溝にそって、蛍が乱舞しています。
今年もそのルートでひょい、と折れると、ほよほよと漂う、蛍一匹。

・・・蛍・・・一匹?

今年は気温が足りないから、蛍、少ないね~?
と、家人を振り返ったら、その向こうに、蛍乱舞!!

   そういえば、1週間ほど前に、結構きつい雨が振ったっけ。
   あれで、卵が流されたのか?
   いや、流されるといえば、さなぎ?
   それとも、そこの温度が温かかったのか?  

雄と雌の違いは、飛び方(雄は飛ぶ、雌は飛ばない)にもありますが、ひっくり返してみると、発光部分が、雄はライン状に一節。雌は、お尻の先っちょまで、二節が光ります。
ついでに、雄よりも雌のほうがガタイが・・・いや、体がでかいです。

今年も目の保養をさせて頂きました。

今年も半分。
残りがよい日々でありますように。


0 TrackBacks
8 Comments

電話勧誘・4

注*『』の中は、具体的なお名前です。


今日も今日とて、電話がなります。

ひわ>もしもし。
「『ひわ』様のお宅でしょうか? 私、『とある土建屋』の『電話勧誘係』と申します。『とある土建屋』の名前はご存知でしたか?」
ひわ>知りません。
「そうですか」(ちょっと残念そう)「それじゃ、今知った。みたいな?

・・・・・・誰にしゃべってるんですか?
なんですか、その、みたいな?って。

あたしゃ、客じゃ(怒)。あなたのお友達じゃありません(怒怒)
営業トークをもっと、勉強していらっしゃい(怒)
雑記

0 TrackBacks
0 Comments

「心を込めて」の裏側

先日、ネットからお仕事をいただいた。
それは、以外にも市内だった。
受け渡しについて、お話していると、なんと、同じスーパーの名前を知っているのだ!

・・・。

ってか。
当たり前の話で、市内の大きなスーパーの名前ぐらい、知っていて当然なのだ。
それでも、「インターネット」というクッションをはさむと、
不思議に、現実の出来事とは、一枚、ベールをはさんだ向こう側のお話のようで現実のフィルターを通して御伽噺の国を見る感じだった。

ま。それはともかく。

サイトの謳い文句で、「心を込めて仕立てます」とあります。
とある、登録サイトには、
「抽象的なことよりも、具体的にアピールしましょう」と、親切に書いてありました。

言われてみればその通りで、「これが心だ!」ってものを、ぐいぐい押し込めたりするわけではないのです。
では、「心を込める」とは?

「丁寧さ」とか?
「見た目の美しさ」とか?
「応対の親切さ」とか?
「柄取りのセンス」とか?

うーむ。ちょっと違う気がする。

期日に間に合わせるのは当たり前のことだし、丁寧さとか仕立て上がりの美しさは縫い子の力量と修行先に大きく左右されることだし。
柄取りのセンスなんてものは、明らかに自己満足だし。

仕立ての際には、いろいろ、気がもめることがあるのです。

例えば、後幅に比べて前幅が極端に広いとか。
例えば、見た目で鳩胸っぽいかな?とか。
例えば、身幅と裄の差が、ありすぎるとか。
例えば、太っているので幅いっぱいで。といわれても、どこまでいっぱいにすればいいのか。とか。

たる型にするべきか、えり付けはくし型にしたほうがいいのか、肩からどのくらい下げたら、縫込みがつらないだろうか。
いろいろ考えながら、あれやこれやで決めていくわけです。
その決定項が、やっぱり、経験ってことなのかな。と思うのです。

それで、お客様から、率直な「ありがとう」の言葉が聞けたら、ものすごくうれしい! と思うのです。
仕事中

0 TrackBacks
0 Comments

付加価値の効果。

先日、おばあさんの羽織をお孫さんの四つ身アンサンブル(被布)に仕立て直した件。

大変喜ばれ、速攻、お写真まで送られてきたとか。
呉服屋さんも、喜ばれて、仕立て屋冥利に尽きます。ほほ。

でもね。

   せっかくだから、送られてきたというお写真を見せてくださいよ。



それに味を占めたかどうかは、定かではありませんが、

「悪いわね~」

といっていただいたお仕事が、

   「お襦袢を、男の子の三ツ身アンサンブル(羽織)にして」


断りませんよ。当たり前です。
仕立て屋。と看板背負ってるからには、何だって仕立てますよ。

でもさ。でもね。
一言言わせてよ。


たまには、総柄の振袖とか頂戴よ。
仕事中

0 TrackBacks
2 Comments

着物は一枚の絵画。

着物の柄のポイント。基本は、

   右後、左前。

です。
へらや裁ちのときに、
まるで念仏か、はたまたお題目かと思われるほどつぶやきならがら繰り返し覚えました。

   右後。左前。

仕立て方は、ところによって違いますが、このポイントは、変らないようです。・・・ってか、変ってほしくない。せっかく覚えたのに。

右後は、右後・肩。
左前は、左胸。の意味です。

ここに大きな、あるいは派手な柄をもってくると着物の柄取りとして、一番映えるのです。
なぜ、「右」は「後肩」で「左」の「胸」に柄を持ってくるのか。
上前が左だからではありません。・・・いや、結論を言うと、そうなんですけどね。

そもそも、絵羽もの(柄あわせのあるもの)が出てきたのはそんなに古くない昔です。
昔々、ロングロングあごーの時代の着物は、みんな小紋だったのです。

   で、今はその話ではないので、興味のある方は検索してください。
   そして、教えていただけるとものすごくうれしいです(えへへ)。

とある数寄者のお人がいらっしゃいました。
いわく、
「このすばらしい絵画をまといたいなり」・・・といったかどうかはともかく、気に入った絵を着物にしたいと思ったのが始まりらしい。

着物には天地があります。
当たり前ですが、肩山が天。裾が地です。

同じように、時系列もあるのです。
右後肩が起点。左前裾が終点。
右後肩から派生した物語(起)は左後ろで展開を迎え(承)、左胸・脇を通って(転)左前おくみで物語は終わります(結)。
物語はクライマックスが一番華やかです。
映画でも、小説、アニメ、ドラマ、何でも大体、最終回に向かってどんどん盛り上がっていきます。

束ね熨斗の柄が一番見やすいですので、今度何かの機会があったらじっくり見てくださいな。
束ね熨斗にどんな話があるのだと聞かれてもちょっと困りますが・・・^^;;;
あえて言うなら、着る人の・・・人生?

と、ちょこっと思い出したので、備忘のために。 記事の続き
仕事中

0 TrackBacks
0 Comments
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。