縫い子さんの日がな一日(改)

「若き職人」の称号を返上しつつ、中々、「熟練の職人」になれない田舎の仕立て屋さんの日がな一日

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硬い生地。

正絹(しょうけん)といえども、ピンからキリまであります。

裏地に使う胴裏だって、へにゃへにゃ、ぱしぱし、てろてろ、きしきし、とそれぞれ擬態語が変わるほどあります。

今まで出会った中で、一番硬かった生地は、針が1針以上は進まなかった、

「古のお召し」

です。さらにこいつは、アンサンブルでした。
つまり、羽織付。
その上、夏休みのバイトだったので、いつもよりも期限が激しく短かったのです。

・・・いろいろあるわな・・・(遠い目)・・・。

硬い生地の場合、生地自体をやわらかくする荒業を私は知らないので、
せめて、針通りをよく出来れば御の字です。

1、石鹸を使う。
2、蝋袋を作る。
3、頭を使う(!)。

1、石鹸を使う。
書いて字のごとく。いつもは、引きっぱなしの筋、あるいはチャコを使いますが、
チャコ代わりに、石鹸を使って筋を引きます。
その筋の上を縫うわけですから、針は石鹸を通して生地に入ります。
この場合の石鹸は、牛乳石鹸、あるいは、香料の使用していない石鹸です。
ある程度、天日に干して、カチンカチンにしてから使わないと、水分を含んで溶けやすくなります。

     デメリットは、
     針を進めるために、指を湿らせたときに、石鹸が溶けること。
     着物に、石鹸のシミがつきやすいこと。

2、蝋袋を作る。
ろうそくの蝋でも、市販されている手芸用の蝋でも可。とにかく、細かく切り刻んで、2重にした正絹で包みます。形態は、ケンチョウキのボンボリにつける人もありますし、そのまま手で持って使用できるようにしておく人もいます。
針が軋んできたら、蝋袋に、つきつきっと、2,3度ほども通すと、かなり、すべりがよくなります。

     デメリットは、
     針について蝋が飛び出すこともあり、蝋のシミがつきやすいこと。
     うっかり、こて釜に密着させて、とけとけになることがある。

3、頭を使う。
「馬鹿は使えねーな」という意味ではありません。
時代劇で、こんなシーンを見たことがありませんか?

孝行息子「今帰ったよ。おっかさん。!何やってんだい。寝てなきゃだめじゃないか!」
病弱な母「ああ、おかえり。お前の着物の袖が取れていたのでね。こんなことくらいしか出来ないから、せめて、お前の役に立ちたくてねぇ・・・ごほごほ。お前には、苦労ばかりをかけてすまないねぇ・・・げほげほ」
孝行息子「それは言わない約束だよ、おっかさん。さあ、早くおやすみよ」
病弱な母「ああ。もう少しで終わるからねぇ」
ピーっと針を抜き、頭をちくちく
↑ここです!ほかのところはどうでもいいんです。

昔は椿油なんか使ったりしてましたから、油分、いっぱいです。
今でも、髪にはそれなりの油成分が含まれてますから、針を髪に通すことは、針の通りがよくなり、縫いやすくなります。
今も昔もさほど変わりはないようです。

さて、特筆すべきはこれのデメリット。
うっかり、頭を刺すくらいしか思い浮かばないです。
実際、頭を刺して、血がついたとかいったことも聞いたことないですし、
シミがついたなんて話もないです。


ああ、それからもうひとつ。
うちの針山は、糠で出来ていますから、
それにつきつきすると、多少すべりはよくなります。

一針一針抜かなければならないほどのものは、石鹸を(こっそり)使用させてもらってますが、ほとんどは、蝋袋でしのいでます。

頭を使っても・・・いいんですけどねぇ・・・。
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仕事中

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幽霊の日

今日は、「幽霊の日」なのだそうですよ?
なんでも、「東海道四谷怪談」が始めて上演された日だとか。

「幽霊の日」

そういえば、和裁で、片袖だけつけて日を変えることを、忌み嫌っていました。
いわく、
「幽霊のお袖」だそう。

仮死状態だった妊婦さんが埋葬されることがあったらしく、土の中で子どもを産み落としていることがあったらしいです。

そこから、
お母さんは亡くなり、それでも生まれたばかりの赤ん坊のことが気になって、幽霊になって、飴屋さんに飴を買いにいき、お代がないので片袖を残していったとか、いかなかったとか。
・・・というお話が出来上がったわけです。

ま、事の真偽はともかく、
「片袖だけつけておいておくと、左右の袖が間違ってつけられる危険が、増大するので、それを戒めるお話と思っておくといいよ」
と、上の人に諭されました。

あまり、縁起のいい話でもないですものね。


ところが!ですよ。

去年、青葉祭りのすずめ踊りの行列にたまたまであったんですが、
思わず棒立ち。
着ている衣装が、半被っぽい感じで、

   片袖がない!

ではないか!
「禁忌を破ることから、モードの最先端は始まる」
ってな新聞記事を読んだことがありますが・・・。

これってありですか?
日記

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うし。

姪っ子がいる。
上の子が、はなちゃん(仮)。小学校の4年生。下の子が、まなちゃん(仮)。小学校の2年生。
二人は姉妹。

「仲がいい」とはいえないけれど、はなちゃんは、よく、まなちゃんの面倒を見てくれる(・・・こともある)。

夏休みということもあり、現在、姪っ子姉妹だけ里帰り中だ。

はなちゃんは、活発で聡いけれども、少し突っ走り気味のところもある。
まなちゃんは、発達障害で、最近ようやく言葉が出てきた。

以前、「犬にぼこぼこにされた」経緯をアップしていましたが、その時犬を逃がした姪っ子が、この、まなちゃんだ。
(参考までに、追記として再掲)


さて。
再び、家人が出払ってしまい、家には私と姪っ子姉妹。
二人を家に置いておく冒険はとてもじゃないが出来ないので、
夕飯の後、二人を連れて犬の散歩へ。

坂がある。下ると、酪農家、通称、牛屋(うしや)に出る坂だ。
ひょいと、まなちゃんが私の前に出て、じっと、目を見た。
珍しい。
自閉症をはじめ、発達障害の子どもが、人の目を見ることは珍しいことだ。
まなちゃんの場合は、自分の欲求を伝えるときにするくらい。
彼女は、やおら、

   めし。と一言。

めし。・・・とな?めし。

「・・・は、食た」
すたすたと、先を急ぐ。日も暮れかけ、あたりはほんのり暗くなりつつある。
やがて再び、彼女が私の前に回りこみ、今度は、

   むし。と、一言。

むし?・・・虫?無視?
「むし?」と、一応確認。
「むし。」と繰り返すまなちゃん。
「めし?」と、聞いてみる。
「めし。」と繰り返すまなちゃん。

・・・こりゃ、埒が明かん。言ったとおりにしか返さんのだもの(オウム返しという現象)。
坂も中ほど。ふと。

「うし?」
「うし」
今度は、すたたたたたたた。。。。。。と駆け下りていこうとする。

   ビンゴ!

仕方がないので、はなちゃんに任せて、二人は牛見物。その間に私は犬の散歩。
ちょっと心配ではあったけれども、そろそろ、「お姉ちゃん」として責任を持たせてみてもいいかな。なんてね。

ぐるりと回って帰ってきてみると、二人仲良く、牛屋のおじさんの周りでちょろちょろしている。
犬を連れているので、牛舎の近くには寄れない。
牛を放す囲いの隣で、大声で呼ぶと、楽しそうに駆け寄ってくる。
はなちゃんいわく、
「これから餌をやる」そうだ。
「おー。見て来い。見て来い」
と、再び送り出して、その場で犬と待機。

・・・・・・。
熱い視線を感じて、何気に、囲いの中を見ると、6頭ばかりの牛の3頭が、がん首並べて、じーっ。っと見ている。

  はっはっは。君たち、犬が珍しいか?

どう見ても視線の先は私なのに。
手を振ってみた。スコップ持参なので、スコップごと手を振ってみた。

何だと思ったのか。
じわり。じわり。
とにじり寄ってくるではないか!?

   ひーっ!

柵がしてあってよかったよ。

日もすっかり落ち、明日の天気はどうやらよからぬらしいと判断したところで、家路についた。
残念ながら、餌をやるところは見れなかったようだ。

その代わり、翌朝、祖母と犬の散歩にいったついでに、搾りたて牛乳をいただいてきた。
濃厚牛乳を一度、煮沸し、コーヒー牛乳にしようとしていたら、
まなちゃんが台所へやってきて、放置してあったお塩を

ショッパイコーヒー牛乳なんて、誰が飲むんですか?まなちゃんよ。 記事の続き
メイちゃん

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本物って・・・。

久々の留袖。江戸褄ともいいます。
しかも、・・・重い。
2,3針進んで、針を抜かねばならんとは、一体いつ以来?
こういう留袖は、比翼も硬い。
硬いということは、つまり、重い。

・・・総重量を量ってみれば良かった。

あれは、着ただけで、肩が凝ります。
ちょっとお気の毒。

でも、いい生地でした。
あんな生地を触ったのは、一体いつ以来?

いい生地触ると、リッチになった気分。
張りがあるので、出来上がったときは、ものすごく折り目正しく、ちょっと崇高に見えます。
多少、地味目の柄でも、とても映えるのでいいものは違います。
でも、「いいもの」と「高価なもの」はまた、ちょっとニュアンスが違います。

ちょっと前に、大島の本物シールを、独自の技法を使わないもの、つまり、偽物にも張っていた業者が厳重注意を受けていました。

時々、田舎にも本物シール付の大島が、迷い込んできます。
ばばっと解いて、ふと、
「これ、本物かなぁ・・・」と疑問に思うことがあります。
ずばり、言葉にならないですが、
張り。というか、衣擦れの音。というか、手触りの加減というか、そういうあいまいなものが違います。
感覚的なものなので、はっきりいって、当てにならないです。

当てにならないけど、そういう時、「価格破壊」とか「B反」という言葉が浮かびます。


・・・プライドだけじゃ、食ってけんもんね。と、わが身も省みつつ。


デザインを夏仕様にしてみたら、字が小さすぎる

見にくいわ。
着物

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梅爆弾。

東海のお友達は、とっくに梅酒の仕込みが終わりました。
東北の我が家は、ようやく梅が熟しました。

南高梅ではありませんが、立派に実り、本日「収穫」と相成りました。
ちょっとそばかすがあったりするのは、愛嬌ってことで。

総重量15㌔

梅酒にしても誰も飲まないので、梅シロップと梅干です。

シロップは、梅の目方と等倍で氷砂糖を入れるそうですが、
甘いのよりも、少し酸味のあるほうが好きなので、梅1キロにつき砂糖800gです。

このシロップを、カルピスよろしく、5~6倍ほどに薄めて飲みます。
氷なんか浮かべたり、炭酸で割っても美味しいです。
暖かいところにしまって置くと、醗酵したりなんかもします。
そうすると、お酒になっちゃいます。

その梅を飲んで、酔っ払うこともあります。

・・・という話はともかく。



うちの梅だけでは少々足りないので、今年は農家から譲ってもらうことになりました。
犬の散歩コースの途中にある、とある農家です。

道路沿いに梅の木が並んでいます。
春はとても綺麗です。
今年は特に、気温が上がりきらなかったおかげで、桜と梅の饗宴が見られました。
実のなるころは、道路にたくさん落ちています。
その道路は、蛙とザリガニが横断する道路です。

今日も今日とて、
昼間に鳴った雷に怯える犬を引きずってそこまでくると、

   がさっ!

鳥か!?
振り向くと、ころんころんと梅が・・・。
気を取り直して見ると、目の前で、

   がさっ!

ぽこん。ころころころころ・・・・・・。と、梅が・・・。
思わず、犬と顔を見合わせてしまいました。

あ。あぶねー。あと、数歩前にいてれば、頭に直撃よ。危険だわ!


いや、梅に当たって死んだって話は聞かないけどね。 記事の続き


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花の色

紫陽花が満開です。

近くのごみ収集所には、真っ青な紫陽花が咲いています。
この収集所、春には(うちの里子の)八重桜が咲き、秋には栗が実り、山茶花が咲きみだれる風流なところです。
うちの庭には、ピンクの紫陽花。
犬の散歩道には、真っ白な紫陽花。

ガク紫陽花はいまいち好きになれません。
何も、咲くのに出し惜しみすることはないだろう。・・・なんてね。
やっぱり、豪勢に咲いているほうが、梅雨の鬱陶しさが紛れるようです。

紫陽花は土壌のphで色が変わるといわれますが、
とすると、うちの庭は、「酸性」か?
ごみ収集所は、「アルカリ性」なのか?
ってことは、白い紫陽花は?・・・「中性」?

むぅ・・・
紫陽花とは、奥の深い植物です。

ところで、庭には、薔薇も咲いています。

薄紫の薔薇で、皆で一目ぼれして買ったものです。
植えたその年は咲きませんでしたが、翌年、綺麗な薄紫の薔薇が咲きました。

今でこそ、バイオテクノロジーで、青い薔薇もありますが、
当時は、青味がかることも珍しかったように思います。

で、問題はここからです。
毎年毎年、咲くには咲くんですが、なんだか、段々、

   ・・・ただのピンクに成り下がってないか?

「薄紫の薔薇の人」になりたかったのに。
他にも、買った当時は「猩猩緋」の色をしていたのに、こっちは、

   ただの朱色?

むぅ・・・
紫陽花のように、土壌のphで、色が変わるんでしょうか??

以前、紅茶色の薔薇もいただいたので、挿し木してみました。
つくにはついたんですが、・・・見当たりませんね~。


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梅雨の中休み?



しばらく、立てこんでいたので、久しぶりに犬の散歩に行きました。

ワラビの取れるあたりで、トラノオを発見。


トラノオ、トラノオ。と呼んでいたので、
「虎の尾」で検索したら、出てきたのは「サンスベリア」。どびっくり。

   ちがうじゃん!

違ってたのは私のほうです( ;^^)ヘ..
本当は「丘トラノオ」というらしい。

夏なんですね。
ほぉ~。っと見ている間に、犬は何をしていたかというと、

   掘ってました。

ざすっ!ざすっ!ざすっ!!!と、掘ってました。
大きな穴が出来てました。・・・どうするんだい?これをよぉ?
てっきりトイレ作成中かと思ってたら、違う様子。

私と目が合うや、くるりと我が家の方向へ。

これこれ、用もすまないのにどこへ行く?

犬「おいらはいかねーゼ。これから先へはいかねーゼ。ぜってーいかね。なにがあってもいかね。いかねったら、いかね」

首輪が抜けんばかりに引っ張って後ずさり。
この前から立て続けになっている雷を警戒しているご様子。

   あははははは。かわいい犬、めっ(怒)

ワタクシの鋭い眼光に、犬めは諦めてついてきました。
やることやったら、即行、家路につきましたけどね。ワタクシもそこまで鬼畜ではないんですのよ。ほほほ。

タチアオイも、今、丁度8合目あたりです。
これが天辺まで咲くと、梅雨も終わりです。


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電話勧誘

家族のほとんどが出払っていて、家にいるのは私と母。


何をするでもなく、のほほ~んとしているのなら、電話くらい出てくださいよ。おっかさん。


「もしもし」(←名乗りません)
「『ひわ』様のお宅ですか? 私、『TVCMでお馴染みの大手保険会社』の、『電話勧誘係』と申します」
(注:『』の中は具体的なお名前です)


ただでさえ、虫の居所の悪い時に。
相槌も打たずに、ただ聞いていると、どうやら、保険の内容が更新されたらしい。


「ご存知でしたか?」
「(知るか)・・・私ではちょっと分からないので。。。」


はっと、電話の向こうで気配が変わる。


「それじゃあ、お父さんかお母さんは?」
「お父さんもお母さんも、今いないの」


   ひゃはははは。コリャいい手だ!



別のときは、
「『大手呉服関連メーカー』でございます。オープンセールのチラシをお送りさせていただいたのですが、ご覧になられましたか?」
「ああ、ハイハイ。見ました」


   (「させていただいた」タイプか。やな感じ・・・)


『やな感じ』は、ズパリ的中。


「・・・というわけですので、オープンセールのご案内です」


なんなんですか?その、オープンセールって。
私に聞かないで下さい。お宅のセールでしょ?
さらに、失言は続きます。


「お母様と『お連れ』様といらしてくださってますよね?(私も行ってますってば)・・・『お連れ』様、(あなたの)お姉さまでいらっしゃいますか?」


誰がお姉さまじゃ(怒)お姉さまはワシじゃ(怒)


思い込みと推測で、電話の勧誘は止めましょう。

雑記

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空回り。解決

先日の、お袖が長かった件。
「長い」という言葉に惑わされて、「丈」と思い込んでいましたが、
よく読むと、「長い」のは「巾」らしい。

   また、フライングしちゃったよ。


さて。
ブツが届きました(-"-;)。
戦々恐々で開けて確認。

・・・・・・ふむふむ。なるほど。なるほど。

確かに、着物と同寸または1分引き
伝票と照らし合わせて、再度確認。

・・・・・・納得。

出来上がりは確かに、2分引きで出来上がっていました。

では、どこで、2分も広がってしまったのか_〆(。。)メモメモ・・


麻のお襦袢でした。
所々に、絽織りあり、羅織りありの変則織りです。
さらに、麻独特の風合いの縦の皺が全体にあり、雰囲気のよい感じ♪

変則織りは厄介です。
その部分だけ、つまり易くなったり、または、つまらなかったり。
さらに、皺の風合いは、それだけで既につまっている状態。

アイロンを当てた傍から、みにょ~んとのびていきます。
それだけならまだしも、その後に、元に戻るんです!!!

で、そのつもりで仕立てたら、
今回に限って、戻らないっ( ̄□ ̄;)!!
戻らないどころか・・・まてよ。これはもしかして、皺しわがのびちゃってんじゃん??

なぜ!どうして!?

それなりの風合いが残っているのに、のびちゃってんじゃん?

原因は、仕上げのときに、がっつりとアイロンを乗せてしまったことでした。
身頃は、半浮かし状態で皺を消さないように、でも、縫いの際の皺は消さなければならないので、腕がつりそうになりながらも頑張りましたが、
お袖は、侮ったなり。


   今度は、鉄アレイで腕筋を鍛えねば(ー'`ー;)
仕事中

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空回り。

ネットで初めてのお客様。
気合も入れて、メラメラと燃える炎も背負って、

   やるぜ!やるぜ!やるぜ!!オレハヤルゼ!!

某漫画のハスキー犬のごとく、燃えたのでした。
こんなに「やる気」オーラを放ったのはここしばらくなかったです。

予定納期よりも早く仕上げ、梱包に気を使い、

   よっしゃ!"(#  ̄ー ̄)〇""グッ"

納品したときには、燃え尽きました。

そして数日後。一通のメールが。

「お袖丈の寸法が合わないんです」

   なぬっ!?
   おかしいわ!合わないってどういうことなの!!

推測するに、お互い、麻同士の着物と襦袢、すべりが悪いのと、お襦袢の方が少し重かったので、馴染まなかったのでは。
いや。
お客様は、お襦袢のお袖丈が長いとおっしゃっているのだ。
長い。っていったら、長いんだろう。


   くぅぅぅぅぅ。何やってんだぁぁ。あたしぃぃぃ(号泣



ちゃんと寸法取ったんだけどなぁ・・・。甘かったなぁ・・・。反省。

我が仕立て屋のコンセプトは、

   「10年後も箪笥の中でお誂え」

仕立て屋さんは、仕立てのプロなんだから、きれいに仕立ててあたりまえ。
それに付加価値、着易さや、着た時の美しさがなきゃ、プロっていえないでしょ。
それなのに、それ以前のところでこけるとは・・・。

鼻とプライドだけは高いんだ。・・・すぐへし折れるけど。


心をこめて、お直しいたします。本当に申し訳ない。

さらに追い討ちをかけるように、HPで借りていたFlashの素材が使えなくなって・・・。
こればっかりは、サイトさんの都合だからな。ちぇ。

踏んだり蹴ったりとはこのことだな。
ついてないなぁ。

   
仕事中

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七夕です。

タナボタ じゃあ、ありません。(←自分が間違えた)

朝から降ったり降らなかったりの一日。
犬の散歩時間に、日の光が差し込み、雲が切れた。
今日は出会えるかしら。
織姫と彦星は。

ところが。
本当の七夕は、今日でも、来月でもないんですね。

七夕のお話は、よく知っていますし、知られていますが、上限の月の船が迎えにくるらしいのです。よって、上限の月が出ていなければ七夕ではないわけです。
その日は、今年は、8月11日とのこと。

私の不確かな記憶ですが、七夕のお話にもいくつかあるようです。


1・織姫が働き者で、異性に関心がなかったので、お父さん(天帝らしい)が見合いをさせた。
2・織姫が働き者で、最初から恋人だった彦星(彼も働き者)と会う時間がなかった。

1・見合い相手の彦星とラブラブになって、仕事がおろそかになり、別れさせられた。
2・あんまり合えないのを不憫に思って、雨を降らせたら(彦星の仕事が休みになるらしい)、川が増水。橋が流され、ますます会えなくなった。

1・一生懸命仕事をすることを約束して、年に一回だけ会えるようになった。
2・増水した川を渡るために、白鳥がやってきて、会えた。

会うのも、
1、橋の上。
2、彦星が迎えにくる。
3、織姫が行く。
のパターンがあったように記憶してます。
個人的には、彦星君。君、迎えにきなさい。

もともと、日本は「通い婚」の文化ですから。
年頃の娘さんは、小さな小屋を立てて、その中で寝泊りしたらしいです。そこへ、およそ間男としか思えない行為なのですが、嫁探しの男が、出入りをする。
出来ちゃったら、ゴールイン。・・・あえて、深くは追求しません。
時代が変わると「通い婚」もその意味を変え、いわば、「お試し期間」的な結婚生活をした時代があるそうです。男の子ができれば、そのまま結婚。ダメなら、お里に返される。

七夕は、手芸の上達を願うお祭りでもあります。
七夕飾りにも一つ一つに意味がありますが、めんどくさいので、日を改めて(来年か・・・)。

うちの飾りのメインは、やっぱり着物です。
袖を長くしたり短くしたり、帯を変えたり衿を変えたり。あの手この手でいろいろ作っていきます。
姪っ子の一番人気は、天の川です。投網ともいいます。
四角く折って切ると天の川。三角に折って切ると、投網になります。
さらに提灯なども作ります。
全部つけると、笹よりも飾りの方が多くなって、へし折れるんじゃないかと・・・ちょっと心配。
今年は、いつになく、折り紙の柄が豊富で、ラメつきまで!!

・・・母よ。これは、もしかしなくても、マツケンサンバだね? 記事の続き


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土足厳禁。

このところ、鳥さんたちが、大賑わいです。

ベランダに洗濯物を干そうとでたところ、ありえないところに有り得ないものが・・・。
手すりが、泥だらけ。
ぬぬぬぬ。

   犯人は・・・お前だな!?

コナン君張りに、向かいの屋根の、アンテナの上で悠長に毛づくろいなどしている、カラスに睨みをきかせたりして。

ベランダの手すりに停まりたかったら、足は洗ってきなさい。
うちは、土足厳禁です。

それから、用は外で足してくること。
壁に向かって、まるで狙い澄ましたように、うんにょを引っかけるのはご法度です。


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襦袢の身丈

着物は、外あげを取って身丈を調節しながら着ます。所謂、おはしより。というやつです。
襦袢は、対丈で着ます。そのまま、着ます。

そういうわけで、着物の身丈には、自由度がありますが、お襦袢の身丈はきちんと割り出さなければ、着物からはみ出したりするわけです。

およそ人間様というのは、八頭身です。
大人も子供も、大きい人も小さい人も、頭の大きさはそれほど変わりがありません。

お襦袢の身丈の割り出し方は、ほとんどが、身長×0,8です。
見方を変えれば、頭の寸法分がおはしよりに入るということです。

さて。
この身長×0,8。どこから測るかによって、全然違う長さになるのです。
肩から4尺。と、背から4尺。

背から:首の後のぐりぐりから、床まで(襦袢はくるぶしまで)
肩から:肩山から、床まで(襦袢はくるぶしまで)

寸法の違いでいうと、着物の出来上がりの山は、肩山です。
そこから、くりこし一個分、後に回ったところに肩明きと呼ぶ切込み(2寸5分ほど)を入れて衿をつけます。
さらに、衿付け代が3分必要です。
くりこしを5分とすると、衿付け代と足して、8分の差があることになります。

つまり、身丈4尺、くりこし5分の寸法では、
背から4尺で出来ている着物は、肩から測ると、4尺8分
肩から4尺で出来ている着物は、背から測ると、3尺9寸2分

これが襦袢になると、この8分の差で、襦袢が裾から出たりするわけです。
さらには、割り出す際の誤差が加わって、なんと、5cmのダメだしを食らいました。
5cm=1寸3分。

はあああああぁぁぁぅぅぅぅぅ。

でかすぎる誤差です。 記事の続き
襦袢

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初蝉。

なんとも、言い表しようのない、奇妙な鳴き声に、聞き耳を立てた。
つっかえ、つっかえ、音を探しているような不安定な音階と音色。

   じじっ・・・じっ。・・・みーんみーん・・・・

おおっ!!蝉か!

梅雨寒の曇天のした、何を思って鳴いているのか。

かの鳴き声の持ち主も、あと、一週間ほどもしたら命が尽きてしまうんですね。
早く暑くなることを願いつつ、
梅雨なんだから、もう少し雨も降ってもらわねば。と、ようやくふさふさしてきた田んぼに思いを馳せながら、
一週間という短い命を、せいぜい鳴くことだけで自分の存在を意味のあるものにしようとしている健気さに、ふと、わが生活を省みたりして・・・。


でもさ。
盛夏のあの、喧しい騒音張りの蝉時雨のことを考えたら、
一週間以上生きててもらっても、
困っちゃうよね。

命って、案外上手いこと出来てるな。


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ほんのちょっと、いなかっただけなのに・・・。

ちょっと、心がざわざわして、落ち着かなかったので、ブログを削除してほんのちょっとの間。

再開してみたら、なんとまあ、こんなところで浦島太郎になるとは思いもよりませんでした。

投稿画面が違う。
カテゴリの選択が変わっている。
え?なに?ポイント制はなくなったのかな?

共通テーマって勝手に作っていいのか?

また、最初から使って覚えなきゃいけんのか・・・。


   めんどくさいのぉ・・・。
雑記

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